先日長年使った電気ケトルが壊れました。
電気ケトル洗浄中してて、すすぐ時に外側うっかり水没しちゃって、スイッチが入らなくなりました。まあもう10年以上使っていたので、寿命だったのかもしれません。
電気ケトル買いかえようかとも思ったのですが、色々考えて今回はヤカンに戻しました。
「お湯は電気ケトルで沸かすもの」という思いこみを捨て、ひとつ進化する前に戻したら、ヤカンの良さを再認識することになりました。
壊れた電気ケトルです。あっという間にすぐに沸くティファールさん。長い間ありがとう。ぬらしちゃってゴメンよ。。。
とりあえずお茶飲みたいので、家にある小さい鍋でお湯を沸かしてみました。蓋もついてるし、なんならコレでもいいかなって思ったのですが、注ぎ口がないタイプなのでわりとこぼれます。注ぎ口がついた雪平鍋もあるけど、ちょっと大きいし蓋がない。
注ぎ口と蓋がついたミルクパンみたいなのでもいいかなと思いましたが、小さい鍋ならこれあるし、わざわざ買うならヤカン買おうかなと。
野田琺瑯 アムケトル
野田琺瑯の「アムケトル」を買いました。野田琺瑯は国内で唯一、琺瑯づくりの全ての工程を自社で一貫生産している琺瑯メーカーです。製品は栃木県栃木市で製造しており、部品を含めて全てが日本製です。
お値段は安い電気ケトルより高かったですが、自分の年齢的にもうこれを一生モノにするつもりで選びました。
容量は2.0LでIH対応です。
昔使っていたヤカンはステンレスでしたが、今回はホウロウのヤカンにしました。
ホウロウはお湯がさめにくく保温性が高いのと、お湯の味を変えません。
そしてなにより、見た目がオシャレです。
見た目の美しさ
コンロに置いてみると…
う…美しい…。
50年以上生きてるけど、「やかんが美しい」と思ったのは初めてです。シンプルなのに、存在感のある佇まい。地味なキッチンが急にオシャレになりました。
ちょうどよい太さ長さの注ぎ口
コーヒーケトルみたいな細くて長ーい注ぎ口だと洗いにくいので、太くて短いので探しました。このアムケトルの注ぎ口はちょうどよいです。
大きくて広い開口部
開口部も大きくて洗いやすいです。ちょっと重いけど、どっしりとしていて安定感バツグンです。
太く丈夫なハンドル
がっしりと太くて頑丈そうなハンドルです。握りやすく、滑りにくいです。
細やかな安全設計の蓋
そして素晴らしいと思ったのが「蓋」です。
一見何の変哲もない蓋ですが…
小さい凸と凹があります。ちょこっと出っぱったところがストッパーで、へこんだところが蒸気穴です。
お湯をそそぐとき、ケトルを傾けてもストッパーがひっかかるので蓋が落ちにくい安全設計になっています。
また、ストッパー部分が注ぎ口の反対側になるように合わせて蓋をして、向かって左側に注ぎ口を向けるようにコンロに置くと、蒸気穴が奥になるように設計されています。
沸騰して蒸気穴から蒸気が勢いよく出てきても、体に直接あたりにくいようになっています。
このさりげなーくついている小さな凸と凹がとても良い仕事をしています。無駄がなくシンプル。しかしながら機能的。まさに機能美といった感じです。
ヤカンの良いところ
↓以下、ガスで沸かす(IHではない)前提でのヤカンの良いところです。
同時に使える
ウチの場合はコンセントの都合で電気ケトル・電子レンジ・オーブントースターを同じコンセントから電源をとっています。
それぞれみんな消費電力高いので同時に使えません。
同じコンセントに同時に流してよいのは1,500Wまでです。以前コレで怖い思いしたので以来必ずひとつずつしか使わないようにしています。
※こちらの記事に詳しく書いています。「電気の方が安全」とは限りませんよ。
ヤカンはガスで沸かすので、他の電気製品と同時に使えます。
電気ケトルの方が早く沸くけど、同時進行できるのでトータルでは時短になる場合もあります。
災害停電時でも使える
ヤカンはガスで沸かすので、災害時などで停電しても使えます。
夏場はともかく冬の寒い時は暖かい飲み物が飲めるのは大きいです。カップラーメンも作れます。
まとめ
電気ケトルは便利ですが、なくても特に困りませんでした。ガスで沸かすメリットもあり、ヤカンでも全然良いと思います。
ご飯も引っ越しの時に炊飯器捨ててガスでご飯鍋で炊いていますが、簡単だし美味しいです。
ただし私は一人暮らしなので良いですが、小さなお子さんがいたり、室内で放し飼いしているペットがいる場合はガスだと心配ですよね。
電気ケトルには電気ケトルの良さがあるし、私も壊れなければそのまま使っていたと思います。
便利なものに慣れちゃうと壊れたとき焦るけど、案外なくても大丈夫なのかも。今じゃ考えられないけど、昔はスマホもなかったもんね。
でも洗濯機、お前はダメだ。ないと困る。洗濯板?
無理(・ω・)!