最近、テレビやネットで「高齢おひとりさまの部屋借りられない問題」を耳にして、不安を感じていませんか?
たしかにオーナーの立場からしたら、孤独死リスクの高い「高齢おひとりさま」に部屋を貸したくないのは理解できます。
とはいえ、どこかには住まないといけません。一生懸命生きてきて、人生の最後がホームレスなんて嫌ですよね。おひとりさまにとって「おうち」は、もっとも自分らしく居られる、大事な場所です。
何件も不動産屋をまわって、場所も間取りも妥協しまくって、ボロでもいいから貸してくれるところを探す…なんて事にならないように、高齢になる前にちゃんと考えておきましょう。
とにかく、お金があれば何とかなる
おひとりさまが困った時に頼りになるのは、結局「お金」です。マネー¥です。これだけは自信持って言えます。本気で困った時、助けてくれるのは親類でも友達でもなく、「自分とお金」だけです。
間違っても、40才にも50才にもなって「いつか素敵な王子さまが現れて私を養ってくれるわ、ウフ♪」みたいなお花畑な妄想をしてはいけません。王子さまなど来ません。
高齢になればなるほど稼げなくなるので、稼げるうちは頑張って稼いでおきましょう。副業も積極的にしましょう。スマホやテレビばっかり見てて、無駄に時間を消費してはいけません。タイムいずマネー¥です!
大事なことなのでもう一度言います!自分を助けてくれるのは、自分とお金だけです!
連帯保証人問題
賃貸で部屋を借りるときに必要な「連帯保証人」、若いときは普通は親に頼みますよね。
しかし、段々自分が歳をとるにつれて、親はもっと歳をとります。亡くなっているかもしれないし、認知症になっているかもしれません。そうなると保証人は頼めません。そうでなくても親子関係が良くなくて、頼めない人もいますよね。
仲の良い兄弟がいればいいですが、一人っ子だったり、いるけど疎遠だったりすると、これまた頼めません。兄弟は他人の始まりなんて言いますが、確かに仲の良い兄弟なんて‟奇跡”なんじゃないかと思います。おひとりさまには子供もいません。どんなに親しくても、親族以外に連帯保証人は頼めないでしょう。
さあどうしよう…となるわけです。
いっそのこと、家買っちゃう?
お金いっぱい持ってるおひとりさまなら、家買っちゃうのもアリだと思います。ただしキャッシュで。貸してくれない問題も、保証人問題も一気に解決です。
宝くじ当たったとか、遺産がガッポリ入ったとかで、急に大金が転がり込んできたら、変なことに散財するくらいならお家買っちゃいましょう!一括キャッシュで!
。。。まあそんな人は滅多にいないので、普通はローン組んでってなりますよね。
「家賃払い続けても何にも残らないから、ローン払って買った方がいい。」
と考える人もいるでしょう。それも一理あると思いますが、そんな大きな借金背負ってまで、家を買うメリットってあるんでしょうか?
それに、自由でフレキシブルなのがおひとりさまの良いところなのに、家買っちゃうと身動きが取れなくなります。
- 途中で違う土地に住みたくなるかもしれない。
- 近所にヘンな人が引っ越してきて、逃げたくなるかもしれない。
- 失業してローン返せなくなる可能性も大いにある。
- 固定資産税とやらを払わないといけないらしい。
- 頑張って完済したとしても、その頃には自分も家も老朽化している。もはやリフォームするお金は残ってないし、その歳からそんなに稼げない。
- 介護が必要になっているかもしれない。ひとりじゃ困るから、介護付き住宅に移りたくなるかもしれない。終の棲家になるとは限らない。
とか色々考えちゃうと、「家を買う」って結構なバクチだと思うんです。私のような石橋を叩いて叩いて結局渡らない人間は、やっぱり賃貸で身軽に気ままに生きていきたいのです。
やっぱり賃貸がいい
しかし、賃貸は賃貸で問題がいっぱいあります。
- 保証人頼める人がいない。
- 保証人不要物件でも、保証会社の審査に通るか不安。
- 高齢になるほど借りにくくなる。
- オーナーは「会社員」が大好き。フリーランスやフリーター、派遣社員は審査に通りにくい
- 万が一、孤独死したらオーナーと近隣住民にとてつもない迷惑がかかる。
「高齢で、おひとりさまで、保証人いなくて、フリーターで~す(・∀・)♪」
こんな不利条件満載な人に貸してくれるオーナーなどいないのでは…と思いますよね。
ところが、収入条件さえクリアすれば、どんな人にも平等にお部屋を貸してくれる機構があるんです。そう、皆さんCM等でおなじみの、URであーる!なのであーる!
おひとりさまこそUR賃貸住宅
UR都市機構 https://www.ur-net.go.jp
UR賃貸は、市営住宅や県営住宅と違って、家賃は決して安くはないです。いやむしろ、駅から近くて、リノベーション済みのキレイなお部屋だと、近隣の相場より高いです。
しかし収入条件さえクリアしていれば、おひとりさまだろうが、高齢だろうが、自営業だろうが、ユーチューバーだろうが、人で差別することなく平等に貸してくれます。(※反社会的勢力はダメです)
ただしその「収入条件」が厳しめです。ただ家賃自体も高めなので、結局それくらいはないと生活苦しいと思うので、妥当といえば妥当だと思います。ここでもやっぱり自分を助けてくれるのは「お金」なんです。
UR賃貸と言えば、
- 保証人不要
- 仲介手数料不要
- 更新料なし
この辺はよくコマーシャルしてるので有名ですが、私がおひとりさまこそURと思う一番の理由は、
「UR賃貸は高齢者に優しい」
これはなかなか民間では出来ない事だと思います。
URにはバリアフリーに改良された高齢者向け住宅もあり、安否確認サービスなども用意されています。
UR間の引っ越しもできるので、まずは普通の部屋に住んでおいて、高齢になってきたら高齢者向け住宅に引っ越す、という使い方もできるのです。
保証人不要ですが、URの場合は保証会社も不要です。
頼れる人がいないおひとりさまにとって、安否確認のサービスがあると安心ですよね。(見守りサービスは月額990円で別途申し込みが必要です。)
さらに、リノベーション済の物件だと、お部屋のクオリティがめっちゃ高いです。UR=公団=団地=古臭い とか思ってる人は脳内をリノベーションした方がいいです。今のURはとてもオシャレです(※物件によります)。
というわけで、UR賃貸に引っ越そうと思ったのです。